
木々が青々と芽吹き、風が薫る季節。染織ブランド、アトリエシムラは、自然の恵みを生かして制作した着物の企画展「アトリエシムラの着物―風薫る」を開催する。
場所はアトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷にて、開催期間は5月2日(土)から6月23日(火)までとなる。
草木染めの着物を展示
人間国宝の染織家、志村ふくみ氏の芸術精神を継承するアトリエシムラの着物は、豊かな「自然からの贈り物」。蚕の艶やかな絹糸を、植物で染め、自然の風景や物語を思い描き、一輪の花に水を与えるように、手機(てばた)で織り上げている。
草木染めの着物に袖を通すこと、それは自然の美しい色彩をまとい、植物の生命力に優しく守られること。植物の無量の色彩が着る人の心を温かく包み、これからの日々を共に美しく彩っていく。そんな生涯寄り添う特別な一着と出会ってもらえればとのこと。同展では、新作の絵羽着物、反物、夏用の帯揚げ、帯締め、裂小物などが展示される。
3点の新作着物が登場


今回は、3点の新作着物が登場する。新作は、涼やかな色合いのぼかしや、晴れやかな色の重なりの格子、花を思わせるような紫の着物などがラインナップ。それぞれ単衣の仕立てもできるとのことだ。
トークイベントも開催
企画展関連イベントとして、トークイベント「アトリエシムラの着物を語る」が5月3日(日)17:00〜18:00に展示会場にて行われる。参加は、トークイベント申込サイトより受付中。参加費用は2,200円(税込)、定員は12名だ。
アトリエシムラ代表の志村昌司氏と制作チームが、自然との対話を通して生まれるアトリエシムラの着物について語る。また参加者には、アトリエシムラの小裂を使用したしおりがプレゼントされる。
着物の試着会も開催

写真:刑部信人氏
予約制でアトリエシムラの着物を纏い、植物の色や紬の風合いが感じられる試着会が開催される。普段、着物に親しみのない人も大歓迎とのことだ。申込は、着物試着会申込サイトより受付中だ。
常に扉の開かれた工房でありたい
アトリエシムラは染織家・志村ふくみ氏の孫である志村昌司氏を中心とした次世代の作り手たちによる染織ブランドだ。京都・東京の工房には植物の色彩世界に魅了された者たちが集い、一点ものの商品をひとつひとつ作っている。
染織を通して豊かな思想を継承しながら、暮らしを美しくすることや、時代にふさわしい活動のあり方を日々探求し、「ワークショップ」や「学びの会」など染織を中心とした文化体験の場をつくるなど、新しい試みを続けている。自然と芸術の中への学びを共に深めていける人たちとの出会いを楽しみに、常に扉の開かれた工房でありたいと願っているとのことだ。
アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷で開催される「アトリエシムラの着物―風薫る」展へ出かけてみては。
■アトリエシムラの着物―風薫る
開催日時:5月2日(土)〜6月23日(火)12:00〜17:30
定休日:水曜、木曜(ただし祝日は営業)
会場:アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷
会場住所:東京都世田谷区祖師谷6-17-7
アトリエシムラ Gallery&School 東京・世田谷HP:https://www.atelier-shimura.jp/pages/store
トークイベント申込ページ:https://kimonoten2026talk.peatix.com
着物試着会申込ページ:https://kimonoten2026.peatix.com
(熊田明日良)